‘おくりびと’ タグのついている投稿

おくりびと オスカー獲得

2009年2月23日 月曜日

まさかと思っていた。
こんなことがあるんだ! すごいっ。

「おくりびと」アカデミー外国語映画賞 受賞

この一報をYAHOOニュースで観たとき、モックンよろしく卒倒しそうになった。
外国語映画賞と名称が変わってから、日本映画がオスカーを獲得するのは、初めてらしい。

 おめでとう!
 嬉しいっ!!





「へぇ~、こんな変わった映画が公開されるんかぁ」

私がこの作品の存在を知ったのは、フリーペーパー紙の最新映画情報欄。
納棺師という職業を通して、人の生死に向き合う・・・そんな紹介がされていた。

もともと、死生観に興味がある私。
「観に行きたいなぁ。でも題材からして、単館でのロードショーかなぁ」
と勝手に決めつけていた。(松竹での配給だと、のちに知った。思い込みは怖い)

当時は、なかなか映画館に足を運べなかったので、DVDが出るまで待とうと思っていた。

次のこの映画についてのニュースを知ったのは、モントリオール映画祭グランプリ受賞。
そして、日本で徐々に観客動員数を伸ばしているということだった。

思わず、我が目を疑ってしまった。
 「えっ、このテーマが受け入れられるなんて!」

ここ最近の日本映画のヒットといえば、TVドラマの映画化やアクションが多かったような気がする。
ましてや、この映画は「生と死」を扱う。一昔前なら、かなりマニア向けの題材ではなかっただろうか。

ご存知のとおり、モックンは十数年前から、「納棺師をテーマとした映画を創りたい」と
構想を温めていたそうだ。しかし、賛同する声は少なかった。

それが2000年代に入り、人々の風向きが変わったのだろうか。
江原さんの考えが受け入れられ、「オーラの泉」はゴールデン枠で放映されるようになった。2007年には、「千の風になって」が年間CDセールス一位に輝いた。

人々の関心が、より精神的なものへの向かう その流れに、この映画が創られたタイミングが見事にマッチしたのだろう。

もし、モックンが発案した頃にすんなり映画化されたら、恐らくだが、国内外にこれほど、旋風を巻き起こすことはなかったんではないだろうか。

また、モックン自身も、俳優として今ほど円熟味を増したものを表現できなかっただろう。

 ジクソパズルのピースが全て出揃った。
 世界中の人々に誇れる 美しい芸術がココにある。


仕事をしていると、どうしても「急いで事を起こす」方に心を奪われてしまう。
だが、全てが醸成されるのをゆったりと待つ その姿勢も大切だと、この素晴らしい映画に学んだ気がする。

本当におめでとう! 

PS おくりびとを違う角度から知るには、このサイトがお役立ちです。
   ほぼ日刊イトイ新聞より
   教えてくれた ツイてるセラピスト まぁちゃん ありがとう!

クリック募金にご協力ください

クリック募金にご協力ください


日本の「道」を感じさせる ~おくりびと~

2009年2月14日 土曜日

はぁ、リベンジが果たせたぞ。

前々回のブログで書いたが、あえなく門前払いとなった アノ映画を、先日ようやく観にいけた!

MOVIX京都にて。観客は8割埋まっていた。
待ちぼうけをくらったがゆえ、私の期待度は否応なく高まっていた。

今までの経験から言うと、観る前に、過剰に期待を高めてしまうと、その高さゆえに、失望に変わることも多かったのだが。

この映画は、期待を裏切らない作品だった。
何度、ハンカチで目頭を押さえたことか。

欲を言えば、「死生観」について、もう少し踏み込んでほしかった。
そこは物足りない。
が、それを補って余るほどの作品だ。

ストーリーの素晴らしさもさることながら

 とにかく とにかく 「美しい」

モックンが空に向かって、チェロを弾く場面がある。
チェロの哀しい響きと、雪深い山形の情緒あふれる光景とが、見事すぎるほどのハーモニーを織り成していた。

思わず、ituneでサウンドトラックを購入したぞ。

「美しさ」はそれだけではない。
俳優陣の立ち居振る舞いも、ほんと美しい。

前評判が高かった、モックンの納棺の作法は見事だった。
それだけではなく、モックンがチェロを弾く姿も惚れ惚れしたし、余貴美子さんの、しずしずと紅茶を煎れる仕草も美しかった。

あらゆるシーンで、この作品から、日本の「道」を感じられた。

そういえば、モックンが雑誌のインタビューで、こう言っていた。
納棺作法は、マネージャー相手に死ぬほど、練習したと。
確かに作法はスムーズだったが、あの「美」は単に、練習だけの賜物ではない。

 演技 とか なりきる そんな 生半可なものではなく

本当に、納棺師の意識を抱いて、一連の動作を執り行ったのが伝わった。
まさに 役者魂そのもの。
日本の良き「道」の精神。ハリウッドでも伝わるといいなー。


余談になるが、私はモックンがシブガキ隊だったころ、実はファンだった。
デビュー曲で「ナーイ、ナーイ、ナーイ!」とフリフリ歌ってた頃。
彼の名前が入った、鉛筆とか持ってた記憶がある。

時が経ち、シブガキ隊が解散する頃には、ファンではなかったけど、
「このまま、彼はどうなっていくのかな・・・」
自分の青春時代のスターの行く末は、やはり気になっていた。

それが、今じゃあ アイドルバリバリの服を着て、踊っていた頃がウソのように、日本を代表すると言ってもいいほどの、名優さんとなった。

元ファンとしては、嬉しいものだ。

クリック募金にご協力ください

クリック募金にご協力ください