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おばさん問題 その2

2009年4月2日 木曜日

前回のブログでは、「マダム」のように、年代関係なく女性全般に使える 呼び名がないというハナシをした。

今回は、メンタル面からの おばさん問題 について扱う。

たしか10年以上前に放映された、関西ローカルで大人気があるTV番組「探偵ナイトスクープ」でのこと。

この番組では、視聴者からの質問や依頼に、タレントが探偵と称して調査する。
そのとき、視聴者からこんな調査依頼があった。

「女性はいつから おばさんに なるのか?」

さて、この依頼に対して、探偵たちはどう答えたのか?

かなり前なので、ウロ覚えであるが、大まかにはこういうことだった。
まず、21歳、22歳・・と、女性を1歳ごとの年齢順に横一列に並べる。

その女性たちをみて、ある小学生の男の子に
「(この人は)おねえちゃん」「(この人は)おばちゃん」と呼ばせたのだった。

30代を越すにつれ、「おねぇちゃん」と指差されると
「きゃーっ、僕、ありがとう!」「嬉しいわ!」と歓喜の声が上がる。

番組ではおそらく、37歳頃を過ぎてからはずーっと、「おばさん」と呼ばれていった記憶がある。

そして、その年代の女性はもう、呼ばれることに抵抗もなく、頷いていたような・・・

人から「おばさん」と呼ばれること、そして自分で認めることは、深い河を乗り越えるようなものかもしれない。

あるいは 第二の成人式であろうか。

30代を超えると、冗談まじりで「このおばさんがっ」と揶揄されることもある。
アラサーの頃は、ちょっと躍起になってみたり、憤慨してた。

が、さすがにアラフォーにもなると、「そこに抵抗を感じるのも いかがなものか」という心境になる。

「えーっ、そんなトシに見えなーい♪ 子供さんもいるのぉ? みえなーい」

確かにお世辞でも言われると、握手をしたくなるほど嬉しい。

しかし、年齢を重ねても、いつまでも若々しく というスタンスは、下りのエレベーターを登り続けるようなものである。

で、私自身は今、「おばさん」と言われることに、さほど気にしなくなった。
それはそれで、自他ともにラクではある。

周りのヒトにも「このヒト、どう呼んだらいいのか」と気を遣わせなくていい。
しかーし、当然ながら「おばさん」という白旗を揚げれば、一挙解決! 全てオーライということでもない。

特に私のように、他の子供たちに「おばちゃんがな・・・」という機会が多ければ多いほど、別の問題が発生する。

何がって?

おばさんというアイデンティティが強化されることで
何と言うか、ピーンと張り詰めた糸が手放すことで、急に だら~ん としてくるのだ。

つまり、「おばさんだし」という、自分へのエクスキューズが増えるとでもいうかな。

ただでさえ、私は化粧など昔からあまり熱心ではない。
なので、これ幸い!と、美への道はハショリがちになる。

ファッションも流行りは何とか分かっても、着こなしが分からない。
まして、子育て中で買いにいく暇も無いので 「もう、私はコレでいいんですっ!!」 みたいなファッションに落ちぶれていく・・・。

いいじゃん、もうトシだし・・・そう完全に開き直れたらいいのだが、私自身そこまで達観しきれていない。

実に悩ましい問題である。

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おばさん問題

2009年3月30日 月曜日

「近所の25歳の子持ち主婦が、私に向かって「おばちゃん」と言うのです。
 確かに私は37歳でかなり年上だけど、面と向かって言われると腹立ちます。
 こんな私は、心が狭いのでしょうか?」

自宅に届いたフリーペーパーに、こんな投書が掲載されていた。

後日発行の同フリーペーパーには、色々な意見が寄せられたが、概ねは投書主に同情的。

「そんな良識ない人(25歳主婦)の言うことなど、気にしないで」
「失礼な言い方に対して、面と向かって言ってみたら」などなど。

フリーペーパーを前に、うーん・・・私は思わず、唸る人になった。

「おばさん」って言葉は、本当にクセ者だなぁとつくづく感じていた。
私も子連れで出かけることが多く、そこでは同じく子連れママたちと会話する。

で、娘がその子にちょっかい出すばかりでなく、そのママの持ち物を勝手にいじったりすることもあるのだ。

その子供の名前を知っていたら「こら、○○ちゃんのママに返しなさい」と言えるのだが、初対面だと分かりようがない。

そんなとき、ハタと困ってしまう。

「お姉さん」というには、見た目の年齢的にもどうかと思うし、ましてや同じ子連れだし。
かと言って、「おばさん」と言うのも憚れるし、失礼かなと思う。

無難なのは「お友達のママに・・・」という線で落ち着くというか、いいようがない。

そうなのだ。日本語には、赤の他人の女性を指す 適切な言葉がないのだ。

「おばさん」という言葉が唯一、それに近いと思うが、ニュアンス的に侮蔑が含んでいる。

親戚の叔母も、本来なら「おばさん」と呼ぶのだが、年齢が若いと嫌がられてしまう。
(現に、我娘も20代の叔母のことは、「ねぇね」と呼ばせているし。)

私も小さい子に向かっては、「おばちゃんにちょうだい」と自ら名乗っているが、でも、そのママに面と向かって「はい、おばちゃんに渡して」と言われると、一瞬”ウッ”とくる。

うーん・・・かくも難しい おばさん という言葉。
なーんか、他人の女性を指す言葉で、垢にまみれていない日本語が産まれないかなぁ。

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