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私は感動オンチだったのか? ~名作「マイライフ」~

2009年8月6日 木曜日

20代前半、肌はもちろん、ツヤツヤした黒髪の女性が目の前にいた。
あまり感情の起伏がみられず、どこかウツロで、ポカンとしている。

「えーーっ、おいおい、コノ人、大丈夫かよぉ」
そう、彼女の肩に手をかけた。

で、この人は誰だって??

マイケル・キートン&ニコール・キッドマン主演
1993年に公開された 名作「マイ・ライフ」
マイ・ライフ [DVD]

実はこの映画、「具体的に、どの部分が」とはまだ言えないが、今後やっていく予定の事業ともやや関係がある。

参考もかねて、つい先日、DVDで鑑賞した。
マイケル・キートン扮する夫と、ニコール・キッドマン扮する妻。
夫が、妻のお腹にいる赤ちゃんにメッセージを託そうと、ビデオカメラに向けて、語りかけていく姿を描いている。
この夫はガンに侵されていて、余命いくばくもない状態であった。

それが映画を貫く、太い縦糸だとすると、そこに夫婦の絆の修復や、断絶していた両親との和解という横糸が、絶妙に絡められている。

また、彼を治療するサイキックヒーラーのやりとりも、映画に異彩を放っていた。

観る前から、号泣を予想していた。が、実際には、涙は柔らかく頬を伝った。
しかし、他の映画と違ったのは、後から後からも、ボディブローのように響いてきたことだ。
この映画が陰に陽に発していた死生観や癒しは、心を離さない。


「こんなに素晴らしい映画だったなんて!
 なぜ、私は感動しなかったのか・・・・」


実は、この映画を観たのは2回目である。
93年の公開当時、映画館で既に観ていたのだ。

いや、観たという記憶は確かにあるけど、ストーリーも殆ど覚えてないし、まして、感動した覚えがあまりない。

 「いい話やなぁ~。でも、いかにもお涙頂戴って感じやん!」
というのが、当時の感想だったのを思い出した。

「なんでやねん! アンタ、おかしいのとちゃう!? 感動不感症??」
当時のワタシからみたら、立派なおばちゃんとも言える年齢のワタシ。

オイオイと、コノ人に、肩を揺さぶりたくなった。
そう、冒頭のツヤツヤ黒髪の女性は、93年当時のワタシである。

以前、ブログに書いたとおり、その当時は涙腺が1本も2本も断絶していた。

しかし、この素晴らしい映画にすら、殆ど気持ちが動かないなんて・・
今のワタシからみると、もはや宇宙人のように思えてならない。

が、この妹のことを、しみじみと愛おしく思える。

  色々なことを閉じてたのねぇーーー。辛かったよね.

優しく抱きしめた。

「昔はこうだった」
時折、夫に話す。彼はピンとこないようだ。

彼と知り合ってからのワタシは、すでに号泣路線に変換していたからだ。

ふふふ 人間って変わるのね。

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