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勉強部屋は必要?不必要? ~第1回 子供の住環境を考える会

2009年11月26日 木曜日

連日、セミナーのことばかり書いているが、24日に参加した友人のセミナーもとても良かったので紹介しよう。

「第1回 子供の住環境を考える会」

講師は、長年の友人であり、建築家の八納啓造さん。広島を拠点とし、「資産になる家」「日本人のための家」など、全く新しいコンセプトの家づくりを積極的に打ち出している。

その彼が、1000件にもおよぶ家作りの相談を通して、痛感したことがあった。

「住環境が、子供の成長にかなり影響する。
 しかし、住環境の情報はたくさん出回りすぎて、受け手側も混乱している。」

「そういった情報も大事だが、子供の住環境を考える上で、もっと根本的に考えなければ ならないことがある。
 それをお伝えし、皆で考える場を作りたい」

そんな思いから、この「子供の住環境を考える会」を立ち上げたそうだ。

さて、住環境と一言で言っても、2つの要素がある。

 住まう=生活習慣、親子関係、家族の価値観など
 環 境=間取り、素材、周辺環境、家相、色、香り など


現在、住宅に関する情報で出回っているのは、上記のうちの「環境」のみ。

「風水的には、このインテリア」「子供が勉強したくなる間取りとは?」という文言を、私もよく見かける。しかし、こういった「環境に関すること」は、家づくりで言うと、いわゆるウワモノ(建物)である。

その家を建てる上での「土台づくり」が大切なことは、言うまでもない。
それが、住まうの部分である。親子関係や家族の価値観に沿った家作りをしないと、いくら風水を取り入れても、自分たちが本当に望んでいたものとはかけ離れてしまう。

その辺の話は、恐らく八納さんは1週間あっても、話が尽きないだろう。

では、ブログをご覧の方に、今回のセミナーで印象に残ったことを、一つお伝えすると。

 「子供部屋が及ぼしているもの」について
この子供部屋というものは、戦前にはどの家にも無かったらしい。
戦後、欧米に倣って、子供部屋が出来たのだが、実は欧米では、子供部屋は寝るだけの部屋であり、勉強するスペースは、また別にあるらしい。

子供部屋=勉強部屋は、日本独自の文化だそう。

では、なぜ日本で子供部屋が、勉強部屋を兼ね備えるようになったのか。

受験熱の高まりを背景に、「一人で静かに勉強する環境を整えてあげたい」という親が思うようになったからだそう。つまり、親の愛が出発ではあるが。

それが功を奏した面もある。

しかし、家に帰ったら、部屋に直行することになるので、親子のコミュニケーションが取りにくくなっている側面もある。それが昨今、社会問題となっている引きこもりに繋がっている。

昔は、引きこもりたくても、引きこもれなかった。一人一人に部屋など無く、いつも誰かがそばにいる環境だった。しかし、今は一人部屋が与えられ、しかも、そこで生活できる。
部屋には大抵TVがあるし、パソコンや携帯もある。バーチャルで、社会とつながりも持てるのだ。

では、子供部屋と勉強部屋と別にした方がいいか? とか、子供に部屋を与えない方がいいのか?

という議論に発展しがちだが、そんな単純な話ではない。

その子の個性にもよるし、親の考えや価値観も考慮にいれなければならない。個々のケースで考えていく必要があるだろう。

ただ、勉強するところに関してだけは、一人部屋よりも、例えばリビングの近くにワークスペースを作るという風にする方がベターらしい。

なぜなら、勉強するところは、将来の職場環境と直結しやすいからだ。

特に、一般企業に就職する場合は。
就職していきなり、重役のような個室を与えられることはまずない。同僚と机を共にするのだが、ワークスペースで集中できるようになっておけば、多少うるさい環境でも、仕事に集中できるようになる。

これが、一人きりで集中力が発揮できないとなると、仕事の効率も変わってくるのだ。
セミナーでお話頂いたほんの一例だが、このように子供の頃の住環境が、将来まで影響を及ぼしていく。

この「子供の住環境を考える会 in 大阪」は、これからも定期的に開催されるそう。
子供を持つ親御さん全員に、ぜひ勧めたいセミナー。

私も時間が許すがきり、参加していきたいな

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