先にラクするか 後でラクするか

「ほんま、真面目やなぁ。」

私は新しい業務が入ると、パソコンで手順(マニュアル)を残しておきます。

時には図説入りで、手間暇かけて(笑)

何かの機会に、手順を記録したWORD文書を知人に見せたところ、オーバー気味に驚かれました。

「へーーっ、よくやるねーー。すごいなぁ。
 私ってテキトーだから、こんなの、おっくうで出来ないわぁ。」

褒めてるのか、揶揄してるのかビミョーな口ぶりでしたが(笑)。

表面的には私が几帳面で真面目、彼女が大らかでテキトーに見えるし、そうレッテルを貼りたくなるでしょうね。

しかし、私も彼女も、実は根っこは同じなのです。

面倒くさがり。

冒頭の彼女は時間をとって、いちいち業務手順を記録することが面倒なのでしょう。

確かに手間がかかるし、簡単なことなら記憶に任せちゃおうと思わないでもないです。

しかし、その手間を省くとどうなるでしょうか?

その業務をやるたびに、記憶をたどって、手順を思い出していくこととなります。

頻繁に行う業務ならともかく、年に1~2回程度の頻度なら、記憶のかけらも残っていません。

えーーっ、どうやるのだったっけ・・・どこから手をつけていいのでしょうか。

取り掛かる前に気持ちが萎え、億劫さが増すばかりです(笑)。

そんな自分がアリアリと予言できるので、最初にひと手間かけておくだけです。

要するに面倒くささを、最初に取り掛かるか、後で取り掛かるか

それだけの違いなのですね。

先にラクするか 後でラクするか と言い換えてもいいでしょう。

幼い頃、好きな食べ物を最後にとっておいた私には、あとで笑う方が合っているのかもしれません。