クライアントインタビュー

Vol.3 山本 武史さん

1977年4月7日、兵庫県赤穂市生まれ4人の子(年子の男の子、双子の女の子)を持つ父親。家族とキャンプを愛している。本とワインのマッチングに恋している。ヨガとマラソンで身体と心と魂を鍛える、そんな自分が大好き。
2013年3月 CTIジャパンにて104時間のコーチ・トレーニング・プログラムを修了。

クライアントインタビューClinent’s Interview

クライアント:山本 武史さん

決め手は、コーチのための勉強会でした

インタビューの冒頭でいつもお伺いしていますが、たくさんのコーチがいるなかで、どうして僕をコーチとして選んでくれたのですか?
決め手はコーチのための勉強会ですね。その確信を持ちたくて、参加したのだと思います。それまでずっとコーチをつけたいと思ってたけど、なかなかその一歩が踏み出せませんでした。 ただ、もうそろそろコーチをお願いしたいな、そんな状況になったときに、たまたま、ひろきさんのホームページを見たのです。
なるほど、なるほど。
ホームページの中に「コーチのための勉強会」の案内がありました。クライアントのためになるコーチングとは? を皆で考える勉強会ということで、意識を常にそこに戻してくれそうな期待がありました。
それで、勉強会に参加下さったのですね。
コーチとしての経験もそうですが、メンターコーチ、つまりコーチのためのコーチの経験も豊富だとわかったので、それでお願いすることにしました。

ゴシック調の教会のようです

ありがとうございます。嬉しいです。
実際にコーチングを受けて頂いて、僕の印象は、受ける前と後とで変わりましたか?
とても丁寧だな、というのは印象通りです。まじめというよりは、丁寧なんですね。
何かに例えるとすると、何でしょう?
建築に例えると、近代ビルではなくゴシック調の教会のようですね。
そこ、もう少し聴いてもいいですか?
近代ビルは、作りはシンプルなんだけど、2階にいるのか3階にいるのか、表示をみないと分からなかったりします。それに対して、ゴシック調の教会は、模様とか飾りとか絵とか、とても芸術的で複雑な要素があるにも関わらず、とても整っているというか。ごちゃごちゃしていないんですよね。
教会のような場にいるとどんな感じになるのでしょうか?
自分の立ち位置がクリアに観れるようになります。落ち着いてもいられますし。

うまくいかないことのほうが、話したくなります

なるほど、そうなんですね。では、セッションのことでもいいし、今まで受けてきた期間でどんな変化があったか、聞かせてもらえますか?
テーマ自体よりも、テーマと向き合っていることで、見えてくることがたくさんありました。テーマを解決しようとしていても、自分全体を観ないと、先に進まないことにも気づきましたし。
確かにそうですね。たけしさんはいつも、真摯にご自身を見ようとされてますね。
セッションの中だけで全てを解決することは、望んでないです。セッション受けて、何らかの足がかりというか手掛かりが見える、そんな確信を求めているなぁと感じてます。実際にその通りになっていますが。シンプルに言うと、コーチングを楽しみにしてます。
楽しみにしてもらえるというのは嬉しいですね。
毎週、メールで報告させてもらっていますが、プラスなことだけでなく、うまくいかないこともあるけれども、それもまた話したくなります。むしろ、よくないことの方が言いたくなりますね。
他に、コーチングを受ける前と後とで、何か変化はありましたか?
自分の変化が人に影響するんだというのは、言葉では分かってたけど、体感できてませんでした。それが、自分でコーチングを受けて、決めた目標に向かって、戦略にのっとって動くことで、本当に周りにいる人達に違うインパクトを与えていけることを体感できました。変わったというより、分かったという感じですね。
まさに、それこそがリーダーシップ。
より、リーダーシップを意識できるようになりました。自分の変化をみて、そこに興味を持ってくれる人が集まってくれるというのも、ある種リーダーシップですね。

無理せずクライアントさんが増えました

コーチングを受けて、目にみえる形での成果を教えてもらえますか?
クライアントさんが増えてきたということですね。ただ、無理はしなくなりました。
というと?
ライアント、お客さんになってもらう人に出会うために、誰かと会わなければいけない・・・と初めの頃はそう思った時期もありました。でも、そういう囚われが無くなりました。 今でも、知らない人と会って、クライアントになってもらったということも多いので、表面的には同じに見えるかもしれません。しかし、中身は全然違うものになってきています。
どんな風に違ってきたのでしょう?
出会って、「あぁ、もっとこの人の話を聴いてみたいなぁ」と思う人と話を深めてます。その中で、自分が役に立てると思えば、普通にオファーを出してます。
聞いていると、とても自然なスタイルですね。気持ちの変化もありましたか?
今、すごい軽やかですね。焦りが全くゼロになった訳ではないけど、うまく付き合えてます。 焦っても、焦らなくても、僕が出来ることは変わりはありませんし。自分が余裕をもって楽しめる、そのこと自体がすごくいいですね。
僕がクライアントの立場だと、「クライアントを取らなくては」と焦っているコーチよりも、自分の話を興味持って聴いてくれる、そんなコーチから受けたいですね。
一旦コーチングが終わったクライアントさんが、また戻ってきてくれたことで、気づかせてもらったことがあります。3ヶ月が一つの区切りとしているので、そこから継続するか終了するか、クライアント自身の判断に委ねることになりますよね。 その際、終了ということもあるのですが、よくよく話を聴いてみると、役に立っていないのではなく、単純に休みたいということもありました。それ以上長く続けた方だと、そろそろ他のコーチを試したくなることもあるでしょうし。 そこで僕が引き止めても、クライアントのためになりません。やっぱり、純粋にクライアントにとって何がいいのかを見つめていきたいです。 継続する・しない、どちらを選択してくれても、ありがとうございます の気持ちでいっぱいですね。

見守ってもらいながら、やりたいことが形になりました

僕とのコーチングセッションの中で印象に残っていることはありますか?
全体的に楽しいんですね。ひろきさんからは、熱く背中を押してもらうよりは、見守っているからどうぞ、という感じを受けます。 それでいて、FCキャンプと人生の目的の宣言文づくりを商品化しようと思った結果、全て形になりました。
これから、どういうテーマの方をコーチングしたいと思ってますか?
コーチングセミナーを開催したときに、参加下さった経営者の中には、不安で気持ちがイッパイイッパイになっていて、なかなか一歩前に進めない方もおられました。 その不安を取り除くのにコーチングが役に立つのであれば、どんどんやりたいですね。
たけしさんはコーチングをしていて、どんな時に喜びを感じますか?
その人から躍動感を感じたときですね。「やります!」というエネルギーが、クライアントの中から満ち溢れてるときがあるんです。 単に言葉で「やります」ではなく、本当にそこに向かって舵を切って、エンジンが回るのを感じるときがあります。コーチとして、その瞬間は嬉しいですね。
ちなみに、コーチングで得意なテーマは何ですか?
一つは習慣化していくということですね。あとは、自分の在り方というか、Beingについて、その辺りのテーマだと僕も響いた状態でやれます。
実際、関わっているクライアントさんはどんな風に変わりましたか?
直接クライアントさんから聞いたのを思い出すと、ラクになったとか、道が見えたとか言ってくれますね。自分の中にあるパズルを組み立てるようだと言ってくれた人もいました。
たけしさんが、コーチングの中で、提供していることは何だと思いますか?
安心してチャレンジ出来る環境ですね。一緒に、そのチャレンジの大きな目的を見つめて、具体的な目標を決めて...動きやすいようスタートとゴールを明確にします。 で、そこから勇気を持って一歩を踏み出せるように、最大の「認知の言葉」を贈ることをいつも意識しています。

(インタビュー 2014年2月)

インタビューを終えてAfter The Interview

コーチングのセミナーを初めて受けたときに「コーチになろう!」と決意したという、たけしさん。

クライアントの「人生の目的の宣言文」をビジュアル化したり、新しく始めた行動の習慣化、継続化の仕組みを作ったりと、あり方を深めることと、行動を促すことの両方が得意なバランスのとれたコーチです。

そして、何よりも相手を認め、応援する気持ちが身体からにじみ出ていて、彼からコーチングを受けた人は、自然と新しいことにチャレンジしたくなるんだろうなと思いました。