たいして頑張っていないのに
頑張る この言葉を辞書で調べてみました。(goo辞書)
1.困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」
2.自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我?(が)?を張る。「―・って自説を譲らない」
3.ある場所を占めて動かないでいる。「入り口に警備員が―・っているので入れない」類語 張り切る
「頑張るわー」「頑張ってね」
どんなときに使うのかなど、あまり考えたこともないほど、日常でお馴染みの言葉ですが。
あえて言うなら、何かをやり抜こうと気合を入れるときに使います。
上記の用法でいうと、1か2ですね。
とはいえ実際には幅広い範囲で使います。
誰かを励ますとき、お気軽に自分にハッパをかけるときなど。
まぁ他に言いようがないから、そうお声がけすることもあります。
守備範囲の広さや曖昧さは、「すいません」と似てるかもしれません。
便利である一方、こうも言えます。
「頑張る」に似たような言葉は、ありそうで無いのですね。
一応、類語は「張り切る」となってますが、使う場所も限定的ではないでしょうか。
「張り切ってくださいね~。」とお声がけすることはないですから。
だから、つい自分でも「頑張りますね!」と口にしてしまうのですが。
そこを「いや、頑張らなくてもいいよ。」とたしなめられると、反応に困ることも多いです。
ひとことで「頑張る」といっても、その程度はまちまちです。
ちょっと気合を入れる程度から、決死の覚悟まで、と。
しかし、きめ細やかに対応する言葉がありません。
何とかのひとつ覚えのよう、「頑張りまーす」一辺倒になってしまうのですね。
苦しまぎれに「楽しみながら頑張りまーす」と言うことすらありますが。
かといって、「顔晴る」と漢字を変えて使うのも、個人的には違和感がありますし。
日本では、魚が成長段階によって名称を変えますが。
「頑張る」の程度にあわせて、もう少しバリエーションがあればいいのですね。
自分では思いつかなくて、今日も「頑張る」を使いまわしてます。