人を愛する対象に性別は関係ない
経済評論家・勝間和代さんのカミングアウトが、密かに反響を呼んでいるそうです。
私もその一人で、個人的にはマグナム級の衝撃だったでしょうか。
以前から私は彼女の著書や文章が好きで、無料メールマガジンも購読しています。
前のご主人との間に3人もお子さんがおられるし、思いもよらなかったといいましょうか・・・。
「新しいパートナーです」
男性とのツーショット写真がアップされてるなら、「あぁ良かったねぇ」とジンワリ温かく終わった余韻。
今の時代、不思議ではないと頭ではわかりつつも、気持ちは納豆のようにねばっこく糸を引くのです。
性別を超えて、人を愛するということ
映画「リリーについて」や「ムーンライト」を観たときに、あとでLGBTなどを調べたことがあります。
人を愛するスタイルというのは、その対象が同性か異性か・・だけではありません。本当に多種多様なのです。
同性を愛するだけでなく、愛する対象に性別は関係ない人もいます。(勝間さんはそうでしょう)
また同時に複数の人を愛するほうが、一人ひとりに対する愛が増すという方もおられるそうです。
それとは逆に、性別関係なく、ある特定の人間に一途な愛をささげ続ける人もいます。
人の趣味や嗜好も、どんどん個別化・細分化していくように。
人の愛し方も「一般的」が薄れ、個別化するかもしれません。
「人間として、どうしようもなく惹かれる」「いつも一緒にいたいと思う」
これが恋だと定義したら、です。
本来、それは性別は関係ないのかもしれません。
私自身を振り返ってみると、恋愛感情を抱いたのは確かに「異性」だけでしたが。
もしそれが、たまたまにすぎなかったとしたら・・・。
文化的に「恋愛対象は異性であるのが普通」という刷り込みが奥深く染み込んでいる結果だとしたら・・・
「人を愛する対象に、同性・異性の区別はない」
歴史のなかで人間は、天と地がひっくり返るようなパラダイムシフトを繰り返してきました。
この先、愛に対する地殻変動が起こっても、不思議ではないかもしれませんね。
それは、人間を解放する動きになっていくのでしょうか。