月日は百代の過客にして
昭和に生を受け、平成~令和と旅するなかで、気がつけば半世紀が過ぎました。
私が10代を過ごしたのは、世の中がバブルへとグイグイ向かっていく頃。イケてる若者ではなかったけれど、若さは謳歌していたのです。
今の自分と中年期、そして老年期と地続きでつながっているとは、当時は頭でしか分かっていませんでした。
時計の針は容赦なく進んでいきます。いつまでも若者という時期に、とどまることは出来ません。
他人から言われるより先に「おばさん」と自ら名乗り始めたのは、30代のどこかでしょうか。今やどこからどうみえても、中年です。
いや、年齢的には「後期中年期」かな。
さらに半世紀を超えた丘からは、老年期という森がはっきりと見えてきます。
いや正確にいうと、自分が老年期に向かっているというより、迫ってきている方が実感に即するのですが。
自分が歩んできた道
これから歩もうとする道
そして、思いを馳せます。
私の残された時間は どれくらいなのだろうか。
身体が自由に動けるのは・・・
やりたいことが 自由にやれるのは・・
いや、人生という旅を続けていけるのは・・・
一体、いつまでなのだろうか、と。
2021年という新しいページをめくったからこそ、残りのページをざーっと指で確かめたくなるのかもしれません。
焦る必要はない、けれど、持ち時間はさほど多くない
その自覚と揺らぎのなかで、これからのことを考えていきたいと思います