中学受験 おすすめ本

娘が言いだしたことから、中学受験の世界に足を踏み入れることになりましたが。

私も夫も中学受験の体験はありません。
とにかく受験勉強はしなくてはっ! でも、何から始めたらいいの??

暗中模索、右も左も分からないなかで、親として中学受験への道を歩むことになりました。

大半が地元中学に進学する地域にいるので、周りに聞く人もいません。
必然的に、情報源はネットか書籍となったのです。

孤独のなかで、同じように中学受験に勤しむひとのブログを見ては励まされたり、体験談を読んで涙したりするなかで、少しずつ輪郭が見えてきましたが。

書籍もたくさん読み、色々と参考にさせて頂きました。

その中での「(中学受験に関する)おすすめ書籍」を紹介します。

  1. 二月の勝者



    中学受験に関する書籍のなかで、現在はダントツの人気を誇るでしょう。
    東京の中学受験塾を舞台にした漫画で、ドラマ化も決まりましたね。

    もし中学受験をせずにこのマンガを読んでいたら、ドン引きしてたかもしれません。
    「ええっ、ここまでして合格したいものなの?」
    「親って、こんなに自分を失うものなの?」

    体験者である私が言います。はい、その通り。実にリアルな中学受験が描かれています。
    塾の内情、子どもたちの様子、子供を見守る保護者の心理など、よくここまで詳細に書けるよなぁと、毎回関心しております。

    中学受験のボリュームゾーンは、開成や灘といった超難関校を目指す子たちではありません。
    さほど勉強が好きという訳ではない、ごく普通の小学生たちです。
    本当にいろいろな背景や事情があって、中学受験へと舵を切ったのでした。

    あと、中学受験あるあるも小ネタ的に出てきて、ポッと笑えるシーンも。
    (私も、テキストや過去問をコピーするため、コンビニのコピー機をどれだけ占領したか!)

    中学受験に関する情報も満載で、初めて受験に挑むご家庭も、かなり参考になります。

    同じ作者さんが漫画を担当した、こちらの書籍も良かったです。


  2. 下剋上受験



    中卒のお父さんが、娘とともに最難関校を目指した道のりを描いた書籍。
    塾には通わない、いわゆる「親塾」で中学受験に挑む決意をしたのです。

    娘さんと一緒になって、中学受験の勉強に取り組み、学ぶ喜びと共に世界が広がっていく姿は、読んでいる者の心を震わせます。タイトルに惹かれて読み始めたのですが、後になって、すでにドラマ化されたほど有名な書籍だったと知ったのです!

    著者の桜井さんに感化され、私も娘の横で、塾からのプリントを解いたりしました。
    上から目線でやれやれ!とハッパかけるだけでなく、実際に私自身も手を動かしたことで、子どもたちが何に挑んでいることを肌で感じることが出来たのです。

    桜井さんのこちらの書籍もおすすめです~。



  3. 未来につなぐ中学受験



    こちらは、中学受験終了後に、KindleUnlimited で読みました。
    関西では、浜か希かと言われるほど、スーパーエリート塾の一角を占める「希学園」です。

    そこの学園長さんが書いた本作のなかには、「中学受験の過程を通して、子供に成長してほしい」という思いがぎっしり詰まっています。
    灘や洛南といった超難関校合格へとひたすら邁進してる塾だと、勝手にイメージしていたのですが、見事に覆りました。

    「中学受験の本当の意義」「人間力が入試の結果を左右する」など、親として子供にこうあってほしい、人としての成長について書かれています。

    娘は超難関校志望ではなかったので、ご縁はなかったのですが。
    もし、受験を始めた時期にこの本と出会っていたら、希学園への通塾も視野に入れていたかも!

 


他にも、佐藤ママさんの一連の書籍も、具体的なノウハウ満載で参考になります。

あと、ノウハウではないですが、教育ジャーナリストのおおたとしまささんの「ルポ・塾歴社会」も、進学校と進学塾の関係を知るにあたって、すごく興味深く読みました。


ご参考までに。