介護はチーム戦

大阪に住んでいた母を京都に呼び寄せ、2ヶ月が経とうとしています。

介護との関わりは数年前。
体調のことで不安になってきた母が自ら「介護サービスを受けたい」と言ってくれたおかげで、地域包括支援センターとつながることができました。

どのような状態になれば介護サービスを受けることができるのか? 
当時の私は何も分からなかったので、母が言い出さなければ、今でも介護申請していなかったかもしれません。

今の母の状態を思うと、それはゾッとします。

大阪に住んでいるときはもちろん、京都でもケアマネージャーさんやヘルパーさん達のお力をお借りしながら、今のところ母は自立した生活を営んでいます。

つくづく思うのです。
介護はチーム戦だと。

決して家族だけで閉じることなく、第三者へと開示していくことが肝要でしょう。
家族だけだと、どうしてもお互いに甘えてしまいます。
近いだけに、最も危険な関係性となるのではないでしょうか。

私も疲れていると、声を荒らげてしまいますし。
母も私の前ではブツブツ言って、物事を進めようとしないことも多々ありますが。

ケアマネさんたちの前では、母もシャキッとしますね。

閉じた空間、閉じた関係性のなかで、火種はくすぼっていきます。
親が老いていく姿を見続けることで、メンタルは少しずつ削られていくのです。
自分を律し、心にゆとりをもって接し続ける・・・そんな自信はありません。
多くの目にさらされることで、私自身も歯止めがききますから。

高齢者が増え、社会福祉関係の費用が国家の財政を圧迫しているのはわかります。
私は子育てをしている身でもありますので、もう少し教育にもまわしてほしいなぁとも思っていますが。
実際に介護サービスを使わせて頂いている立場からすると、やはりありがたいですね・・・うーん。