1円足りとも見逃さないっ!

ひとり暮らししていた頃、そして結婚してからも幾度となく、家計簿を付けよう!と意気込みました。
買ってきた家計簿を意気揚々と広げ、食費やら生活雑貨費やら書籍代やらを書き写していたのですが・・・。

またたくまに挫折しました。

電卓をはじいて、科目ごとに予算管理するのも面倒になってきたり、つけ忘れていたレシートを後から発見したりするなかで、みるみる億劫になったものです。

それから長い年月、どんぶり勘定を続けてきました。
入ってきては出ていくお金を漫然と見送るだけでは、なかなか財布に残ってくれません。

これではいかん!と心を入れ替え、日々の出費記録を、きちんと家計簿につけることにしたのです。

この10年のあいだで、とても便利な家計簿が登場しました。

スマートフォンの家計簿アプリ

そう、家計簿アプリが登場してから、劇的に管理がラクになりました。
レシートを見て、金額を入力すればいいのですから。

食費や生活雑貨費、教育費などの費目ごとの出費集計もお手の物です。

モノグサな私ですが、手軽だからこそ今日まで続いているといえます。

さて、この家計簿アプリですが。iOSでもAndroidでも、数多く揃っています。
多機能なものから、シンプルなものまでたくさんあって、迷うくらいですが。

無料から有料まで、最初は色々と試してみました。
結局、この結論にたどり着いたのです。

シンプル・イズ・ベスト

「どれだけ使っているのかを、ちゃんと把握したい」というのが、家計簿を付けようとした動機です。

出費管理だけに特化しているアプリが一番シンプルで、私にとっては使い勝手が良いものでした。

家計簿というより、むしろ小遣い帳に近いですね。
ただ、やるならば「1円足りとも付けてやる!」の勢いでやっています。
あと、元来の「ケチ」「節約好き」な性分も、家計簿管理には役立つものです。

レシートは必ずもらいます。
コンビニに行くと、店員さんがおつりだけ渡して、勝手にレシートを処分することもありますが、
たとえ100円以下の買い物でも、必ず言うのです
「レシート下さい」

コピー代も駐輪場代も、必ずレシート発行ボタンをオン。

とはいえ、レシートが出ない出費もあります。
自動販売機や自動券売機、コインランドリー、神社仏閣のお賽銭や御朱印、子供へのお小遣いなど!

いつでも持ち歩いているスマートフォンなら、その場で家計簿を入力することが可能です。
時間が経つと忘れてしまうので、なるべく「その場」で入力します。

家計簿をつける前、よく首をかしげていました。
「あれ? なんでこんなに減っているのだろう・・?」

いつの間にか、財布からお金が蒸発する現象を起こしてましたが。
出費の門番をはじめてからは、その時々の「財布の減り具合」を把握できるようになりました。

まぁここまで書くと、家庭雑誌で出てくる「節約名人」っぽく思えるかもしれませんね。

しかし、ツメが甘いのも私の性質といいましょうか。
「何が何でも予算内で!」と目くじら立てている訳ではありません。
食費は予算を決めてはいますが、オーバーすることはあります(笑)

それでも、どれだけ使っているのかを「見える化」することが抑止力にはなっています。
オーバーといっても「ある程度」の範囲内で収まっていますから。

家計簿を付けていない頃、一体どれくらいのお金をただ漏れにしていたのか・・考えるだけで身震いします。

中には、全てをクレジット払いにし、クレジット会社から送られてくる使用実績を、家計簿代わりにしている人もいるようです。

そのやり方もアリなのですが、私は実績を眺めているだけでは、どうも頭に残りません。
手間がかかろうと、いちいち手で入力していく、今のやり方を続けていきます。
できれば、おばあさんになっても!!