放っておけば保守的になる
放っておけば、人はどんどん保守的になっていくものです。
年令を重ねると。
シニアと呼ばれる年齢になると、新しいことを億劫がる、慣れ親しんだやり方を通そうとする。
一般的にはそう言われてますし、何人か思い浮かぶ人もあります。
かくゆう私もアラフィーに突入した頃、ふと気づいたのです。
いつの間にか、新しいことをやるハードルが高くなっていることを・・・。
もともと私は、デジタル系のモノやサービスは新しいのを積極的に取り入れる方でした。
「おっ、面白そう。よく分からないけど、とにかく使ってみよう!」
iPodもスマートフォンもいち早く使いはじめましたし。
インターネットが始まる頃には、既にマイパソコン(MS-DOS版)を持っていたくらいです!
しかし最近では、そうでは無くなってきました。。
例えば、です。以前のわたしなら、いち早くバーコード決済(Paypayなど)を取り入れたものですが。
面白そうと思いながらも、このマジックワードが私の指を止めるのです。
「よく分からないしなぁ・・・」
未知のものに触れたあと、どんな行動を取るのか。
分岐点に立ったそのときの感覚が、決め手となるかもしれません。
20代のころは、面白そう!
よく分からないけど・・・、とにかくやってみることが多かったのです。
しかし最近は、引き返すことが増えました。
「とりあえず様子を見よう」
よく分からないことに対して、不安や面倒が先だつようになったのです。
バーコード決済は、ほんの一例ですが。
ほんと、日進月歩で新しいモノやサービスが目の前を現れます。
「また今度でいいや」
放っておくと、どんどん守りに入っていくのです。
慣れ親しんだコトは、短時間でほぼ自動的にできることが多いですね。
一方で、新しいコトはアタマも時間も(場合によっては体力も)使います。
意識しないところで、省エネを目論むのでしょうか。
慣れ親しんだことだけで毎日を自動化するうちに
新しいことを試してみるハードルが、徐々に高くなります。
シニアになっても進歩的な人も中にはいます。しかし、保守的な人の方が多いでしょう。
どこに差が出るかというと・・・
40~50代、中年時代からの蓄積が、シニア世代に色濃く出てくるのかもしれません。
最近は、意識的に「新しいこと」を選ぼうと心がけることにしました。
新しいこと、と言っても大したことではありません。
- 使ったことがない家電用品を試してみたり
- 新しいレシピに挑戦してみたり
- 始まったばかりのサービスをお試ししたり
日常のほんの小さなチャレンジを、意識的に取り入れてます。
「また今度でいいや。」
その声は、コンフォートゾーンへと私を誘います。
それでも、小さくても新しいチャレンジを選び続ける。
ココロの筋トレが、新しいことを厭わない体質をつくっていくのではないでしょうか。