私みたいなオンナは稀?
グルーミング産業とは何か、ご存知でしょうか?
上野千鶴子さんの著書によると、「相手をなで、さすり、いたわり、かまい、本当はどうでもよいささいなこだわりや苦楽をともにして一喜一憂してくれる」職業を指すそうです。
具体的には美容師やネイリスト、エステシャン、マッサージ師といった、人の身体の一部を触る仕事です。
上野さんは20年以上前から「グルーミング産業への需要がますます増えるだろう」と予言し、現在、そのとおりになっていると言います。
リアルで人間関係で傷つきたくない、でも、誰かに関心をもってもらいたい
そういうニーズに、お金を出せば擬似的に構ってくれるグルーミング産業が応えているそうです。
ビックリマークが10個並ぶほど! 驚きました。
みなさんは、いかがでしょうか?
分かる!分かる! と共感できるものでしょうか・・・?(これは、素朴なギモンです)
というのも、私は昔から、美容院でのおしゃべりが苦手でした。
”間”を持たせる感じで、他愛のない話をし続けるのが苦痛なのです。
美容師さんも会話のなかで、その人なりを知った方がカットのイメージが湧きやすいでしょうし。
私も話しかけられたら、オトナのたしなみとして普通に会話しますよ。
でも、出来ればそっとしておいてほしいのです。
美容師さんは髪を切ることに専念してほしいし、私は雑誌でも読み続けたい。
美容師さんの方も仕事だからと、無理に話を合わせてる感じがみえることもあり、かえって気を使ってしまうのです。
ただ何の言葉もかわさずに、雑誌を読み続けるのも、これはコレで、ぎこちないのですけどね。
話は少し脱線しますが、美容院の指名というのもキライです。
私はフツーの技術でカットしてもらえるなら、誰でもいいのです。ただ、美容院側から尋ねられるし、無理に誰かを指名しなくてはいけない雰囲気の美容院もありますね。
そういう諸々が苦手で、私はなんと! 女性版QB HOUSEみたいなところに通ってるんです。
そこだといちいち予約しなくていいし、指名なんぞ考えなくていいし、あんまり美容師さんとも話さなくていいし。
カットの技術は美容師によりますが。まぁ気楽なんです。
大抵の女性は行きつけの美容院をもち、決まった担当さんとおしゃべりしながら、キレイに整えていきます。
私みたいな女性客の方がレアなのでしょうね。
美容師やネイリストさんに、アレコレ話をしたい気持ちはやはりよく分かりません。
むしろ、私のような人見知りで話したがらない客でも居心地よく過ごせる美容室があれば、遠くても通いたいですね。