変わらずにいること

変わらない

変わらずにいる

この二つは同じ意味に聞こえるようですが。

「変わらない」よりも「変わらずにいる」方が、より意思を感じます。

さらに、「変わらずにいる」ことは、「変化しない」を意味するのではありません。

 

周囲がアチラの方向へ流れていこうとも、自分だけは「変わらずにいる」ことをあえて選択する、そんなこともあるでしょう。

変わらずにいることは、安易な道を選んだと周りからは捉えられるかもしれません。

しかし、これまた平坦な道ではありません。

ある意味、流れと逆行していくことは、自分のなかの葛藤を引きうけることになります。

自分だけ乗り遅れたのではないか・・・

ただの頑固ではないか・・・

本当は臆病なだけではないか・・・

誰とも分かち合えないその道には、大きな孤独や不安、焦りが待ち構えているかもしれません。

強い風が吹く中で、地面に足を踏みしめて歩き、その意思を貫くこと。

さまざまな葛藤を乗り越えた先にいるのは、変わらずにいることを決意したときと、同じ自分ではありません。

 

変わっていくこと

変わらずにいること

どちらの選択でも真摯に歩んでいくのなら、入口が違うだけ。

その先は、「葛藤」そして「変化」「成長」へとつながっていくのでしょう。