まじめがいちばん!
「君って、真面目だよな~。よくやるなぁ~。」
そう揶揄する場面に出くわしたことはないでしょうか?
「俺なんか、適当にやっちゃってるけどね!」
「私なんてね・・そこまでできないわ~。」
薄いせせら笑いとともに「真面目だなぁ」と、私もよく言われます。
本人としてはきちんとやっておく方が、後々のためだったり
ただ、やるべきことをやっただけだったりするだけですが。
そこで、疑問に思うことがあります。
なぜ「真面目」は揶揄されがちなのでしょうか。
自分が言われ続けてきたなかで、または、他のひとがそう言われているのをみて・・・
少しずつ見えてきたものがあります。
それは、ほぼ確信に近いものです。
私が「真面目だなぁ」の言葉を不可解に感じるのは、その言葉そのものではありません。
発言と同時に発せられる、粘っこいエネルギーのせいです。
その粘っこさは、どこから来ているでしょうか。
そもそも圧倒的な行動とともに結果を出している人は、他人に対してそんな揶揄はしません。
彼らにとって、やるべきことを真摯にやるのは当たり前です。
それで結果を出してきた訳ですから、他人を揶揄する必要がないのでしょう。
そう!
ちょっと辛口になりますが。
「真面目だなぁ」マウンティングを仕掛けるのは、ソレしか相手に対して優位な立場に立てないからではないでしょうか。
自分のプライドを高めるには、2つの方法があります。
自分も同じく真摯に取り組むか。
マウンティングで相手をさげ下ろすか。
「そんなこと、真面目にやったって~。」
懸命に取り組む他人を見下ろしたところで、得られるのは一時的な優越感だけです。
そもそも
真面目にやることが大事ではないし、目的でもありません。
結果として真面目にやり続けること、それが自分が望む方向にたどり着くための手堅い手段なのです。