あの頃のじぶんが恥ずかしい

恥の多い生涯をおくってきました。

過去を振り返ると、まさに超有名な一文がピッタリです。

世間知らずでした。

履き違えてました。

しかし当時はソレがかっこよくて、正しく思えたのです。

それしかないでしょ? 一点の曇りをなく、アレコレと主張してきた訳ですが。

 

今となっては、赤面が止まりません。

どうして、このことが分からなかったのか

なにゆえに、そこまでこだわっていたのか・・・など

「あの頃のわたしに説教してやる!」

タイムマシンに飛び乗り、月に向かってお仕置きしたいところですが。

これまでの道のりをたどると、あぁどれだけ恥を上塗ってきたでしょう・・・。

自分史なんて、黒歴史の積み重ねにしかみえません。

もう少し、相手の気持ちを考えられなかったのか、と胸が痛むこともたくさんあります。

 

しかし、です。

あの頃の自分を恥じる気持ち・・・たしかに居心地はよくないのですが。

それ自体は、悪いことではないなぁと思うようになりました。

なぜなら、過去の未熟さが分かるということは・・・

もう、その頃の自分ではないからです。

様々な経験を重ね、あの頃は分からなかったことが観えてきます。

少なくても変化を遂げたからこそ、起こる反応ですし。

それは、成長した証拠ともいえないでしょうか。

 

それぞれの”今”に生きる私は、いつでもベストを尽くしています。

自分なりの正しさで、精一杯に熟考して行動しているのです。

それでも。

現代という時代がどうだったのかは 歴史の判断に委ねるしかないように

今の自分も、この先の自分がどう観るのかはわかりません。

これまでも そうだったように

これからも そうでしょう。

後から振り返ると、”アラ”が目立つのでしょうね。

過ぎ去ってしまった自分というのは。

 

あの頃の自分を 恥ずかしく思う気持ち

それは成長の証でもあり、代償でもあるのでしょう。