子供のハナシについていけない
「いま、女子のあいだでは“すとぷり”が流行ってるねんで!」
「生声実況も聞くけど、ゆっくり実況のほうがいいで」
「ボカロ好きな子も多いよ。」
娘が小学六年生の頃から、突如ではじめた謎のワードたち。
すとぷり? ボカロ?
そもそも、人名なのかアニメなのか、お菓子なのかも分かりません。
娘はちゃんと説明してくれるのですが、おばさんの頭では何度聞いても、今ひとつ分かりません。
上記のセリフに共通するのは、すべてYoutubeと関係しているようです。
小学校の頃はスマートフォンをもたせてませんでしたが、自宅でタブレットは使わせてました。
操作方法なんぞ何も教えてないのに早々とタブレットを使いこなし、ネットの検索もお手のものです。
今は学校の先生も、「このことについて、詳しくはネットで調べてもいいですよ。」と言うそうですからね。
ちなみに、冒頭で出てきた
「すとぷり」「生声実況」「ゆっくり実況」「ボカロ」
ネットで検索すると、それに関する記事はたくさん出てきます。気になった方は調べてみてください。
まぁとにかく、今の子供たちの間では、テレビよりもネット世界の方が話題になるみたいです。
「ジャニーズのファンっているの?」
そう娘に聞いていたところ、クラスの中ではほとんど聞いたことがないとのこと。
娘が口ずさむ曲も、ネットで見つけた曲ばかりです。
「これ、再生回数が何十万回の大ヒットやねんで!」
かつて私も「この曲、ミリオン達成したんだよ!」と好きな曲が売れると、喜んでいたのですが。
娘には100万枚より、100万回ダウンロードの方がすごい!ようです。
娘たちがオトナになる頃、そして、今の私たち世代になる頃・・・テレビはどうなるのでしょうか。
ネットのコンテンツは素人がつくる分、まだまだプロには敵わないとは言われてますが。
その分、発信者とやりとりしたり、ファン同士で盛り上がれたり、手作り感の良さがあるのでしょう。
プロがお金をかけて作りこんだコンテンツは、自分たちが介入する余地もなく、一方的に与えられるだけ。
双方向が慣れ親しんだ世代では、もうそれで満足できないのでしょうか。
私がシニアになるころは、今以上に「高齢者のためのメディア」になるかもしれませんね。
私は子どもの頃、お茶の間で家族と食事しながら、テレビを観ていた世代です。
テレビが下火になるのは、ちょっと寂しい気もしますが・・・。