【エッセイ11】感情は大空を漂う雲のようなもの
本来の自分は大空のような存在。
感情は大空を漂う雲のようなもの。
強い怒りを含んだ雷雲もあれば、
悲しみの涙でいっぱいの雨雲もある。
ウキウキするような飛行機雲もあれば、
哀愁ただよう夕焼け雲もある。
大空がどんな雲も拒絶しないように、
本来のあなたは、どんな感情も拒絶することはない。
雲に良い雲、悪い雲、正しい雲、間違った雲がないように、
感情に良いも悪いも、正しいも間違いも本当はない。
雲が風に吹かれて、流れて、形を変えていくように、
感情もじっと見ていると、やがて、変わっていく。
感情は大空を漂う雲のようなもの。
そして、本来のあなたはどんな形の雲も許す大空のようなもの。