【エッセイ20】嫉妬する人を応援すると...
SNSを見ると、とてもキラキラ輝いて見えたり、すごく活躍しているように見える人がいるかもしれません。
そんな人を見ると羨ましく思ったり、あるいは自分と比較して「私はまだまだできていない...」と落ち込んだりすることがあるかもしれません。
ときには嫉妬の気持ちも出て、そんな気持ちを持った自分に自己嫌悪してしまう。
この悪循環からどうしたら抜けられるだろうか?
私もそういう気持ちが強かったときがあります。
あるとき、少し嫉妬心を感じる人に、あえて応援のメッセージを送ってみました。
すると、送ったあと、心が穏やかになって、相手のことを好ましく感じている自分がいたのです。
我ながら、この変化にビックリしました。
行動が変わると気持ちが変わるということは、心理学の本などで書いてあるので知ってはいましたが、まさに身を持って体験したのです。
それから、SNSでウッと嫉妬を感じるメッセージを見たとき、嫌な気持ちのままで終わらせるのではなく、
「もし、私が好感を持っている人が、同じメッセージを書いていたら、なんとコメントするだろう?」
と自らに問いかけるようになりました。
とは言え、応援コメントを送れるときばかりではないですが、ちょっと立ち止まって、本当に心が喜ぶことを選べたときは、本来の自分に立ち返れた嬉しさがじわっと湧いて来ますね。