【Q&A.11】コーチであることを楽しむためのコツは何ですか?
コーチであることを楽しむためのコツは何ですか?
先日、コーチのための勉強会を開催したときに参加者から頂いた質問です。
赤木の答え
どんなに好きで始めたことでも、いつもいつも好きで楽しい!とはいかないものです。
とはいえ、コーチであることが楽しいと思える時間が長いほうがいいですよね。
では、そのためには、どんなコツがあるでしょう?
1)楽しいときもあれば、そうでないときもあるということを知る
好きなコーチングを仕事にするんだから、いつも楽しいはず!というのは、残念ながら「幻想」です(笑)
コーチの活動には、コーチングセッションの時間はもちろんありますが、それだけでなく、クライアントを増やすために人と会ったり、ブログを書いたり、あるいは、お金の管理をしたり、ツールを作ったりなど、それ以外にも様々な作業があります。
人によっては、営業が苦手だったり、お金の管理が苦手だったりということもあるでしょう。
苦手だなあとか、イヤだなあという気持ちは、自然に湧いてくる感情なので、無理に「楽しもう!」と思い込む必要はありません。
まずは「ああ、この作業は苦手だなあ、イヤだなあ」ということをきちんと自覚する。
そのうえで、苦手だと思う作業を他の人にお願いするのか、あるいは、ラクに取り組める工夫をこらすのか、または、そもそも絶対に必要な作業かどうか棚卸ししてみる、などなど、次に何をするのかを具体的に考えてみましょう。
どんな仕事にも楽しいこととそうでないことは必ずあるという事実を知ること、そして、自分の気持に正直であること。
これがコーチであることを楽しむコツの一つです。
2)しっかり休むこと
疲れたり、元氣がないときは、いくら楽しもうと思っても、そんな気力がなかなか湧いてこないものです。
そんなときは、休みましょう!
自分自身をケアすることが、クライアントさんとの時間を楽しむことにつながります。
しっかり休んで充電できると、コーチングが楽しい!という気持ちが再び湧いてきますよ。
3)「クライアントに良くなってほしい!」と思わないこと
書き間違えではありません。
「クライアントに良くなってほしい!」と思わないこと。
意外に思うかもしれませんが、これがコーチングを楽しむコツの一つだと考えます。
「クライアントに良くなってほしい!」という思いが強ければ強いほど、実は無意識に「クライアントの今の状態は良くないんだ」と否定することになります。
そうすると、口に出さなかったとしても、心の中でクライアントを責めたり、あるいは「クライアントが良くならないということは、自分はまだまだ力が足りないんだ」と自分を責めたりしてしまう。
いずれにせよ、コーチングを楽しむことが難しくなりますね。
「クライアントに良くなってほしい!」という思いがあまりにも強いなと気づいたときは、その気持ちを一旦横に置き(捨てたり消すのではなく)、ただ純粋にクライアントの存在そのものを受け止めるようにする。
そうすることで、クライアントさんの状態にあまり左右されることなくセッションを楽しめるようになったというのが、私自身の経験からお伝えできることです。
コーチングを楽しむためのコツを3つあげてみました。
あなたがコーチングを楽しみながら、長く続けていくための参考になれば幸いです。