【Q&A.5】クライアントさんがなかなか本音を語ってくれません。
クライアントさんがなかなか本音を語ってくれません。
クライアントさんがなかなか本音を語ってくれません。どうしたらもっと話してもらえるでしょうか?
赤木の答え
クライアントさんが本音を語ってくれないなと思うと、コーチとしてどんな思いが湧いてくるでしょうか?
『クライアントに正直に話してもらえないなんて、信頼されてないのかな・・・』
『本当にこの人、変わる気あるのかな!?』
或いは、クライアントのヤル気を疑ったりと、頭の中に色んなストーリーが浮かんでくるかもしれません。
私もよく頭の中で勝手に色んなストーリーを浮かべては、本当は一体どうなんだろう?と悶々としたことが何度もありました。
でも、一つ肝心なことが抜けていたんですね。
それは、
クライアントさんがなかなか本音を語ってくれない、それは果たして本当なんだろうか?
そう、もしかしたら実は、クライアントさんは十分、本音を話しているのかもしれません。
なので、そう思ったときは、クライアントさんに確認してみてはいかがでしょうか?
「他にも本当に言いたいことがあるように聞こえたんですが、どうですか?」
『実は・・・』と語りだす人もいれば、『いえ、特にないですよ』とサラッと答える人もいるでしょう。
いずれにせよ、クライアントさんに確認することで、コーチの頭の中のグルグルは解消されます。
さて、ここからは少し話が深くなりますが、
この質問が浮かぶ背景には、コーチ側に、こんな思い込みが隠されていないでしょうか?
- クライアントが本音を語るというのは、気持ちや感情を口にすることだ
- クライアントの口数が少ないときは、本当に言いたいことを隠している
- クライアントには本音を出してもらわないと、コーチングが前に進まない
そういった思い込みに気づいたとしたら、それに対しても『果たしてその考えは本当なんだろうか?』と問いかけてみてください。
コーチ側の思い込みが緩むと、もっと気楽にコーチングセッションができるかもしれないですね!