質疑応答　－　この四字熟語のうち、前回までは
「質問」と「疑問」についてお話しましたよね。

では、質疑応答のうちの「応じる」「答える」についてお話していきますね。

質疑応答といえば、質問や疑問に答える、というイメージは無いですか？

あはは。私もかつては、そう捉えてましたから。でも、質疑応答という言葉には、「答」のほかに「応」がありますよね？

質疑応答のなかで、この「応」の部分は、ないがしろにされがちなのです。実は、肝心かなめの部分なんですけどね。

まぁソレは、おいおい説明しますので、ちょっと待ってください。

以前にもお伝えしましたが、みなさん、質問されたらすぐに答えようとするクセがついてるんですよ

先生だなんて・・・アッキーさんでいいですよ。まぁ、とにかく質問に早く答えようとすると、相手が求めている答えとズレることが往々にしてあるのです

赤木先生とアッキーさんが混ざりましたね。まぁいいでしょう（笑）

レイコさんはこういう経験はありませんか？
質問をして、相手からすぐに「こうしたらいいですよ」と言われた。しかし頭では分かるものの、何か納得いかなかった経験が・・・

特に男性がソレをしがちなんです。って、私も朝比奈からはよく注意を受けますが

男と女はなぜすれ違うのか・・・。ようは、相手が本当に何を聞きたいのかを分からずに、すぐに答えようとするからです。

こちらの思い込みだけで、ああ、こういうことね、と手早く答えようとする。それが、的はずれな答えになりがちなのです。

相手も納得がいかない顔だけど、一応「はい、分かりました」という場合ってありますよね。自戒をこめて言ってますが（笑）

質問や疑問にすぐに飛びついて答えようとすると、往々にして、質問する人の意図と、出した答えがズレることがあります。
それを防ぐには、「応」の部分なのです

そのとおり！　応じるとは相手とやりとりをする、つまりキャッチボールをするということなのです。
相手と言葉を交わしながら、相手がなぜその質問をするのか？　質問の意図を理解していくというプロセスなのです

相手が本当に聞きたいことを知る、その上では絶対に欠かせないプロセスなのです。応じる、つまり、やりとりを行うことは

ははは、ソレが普通でしょう。次回は、具体的にどうやりとりをするのかをお話していきますね