【質疑応答トーク1】なぜ、あなたは質疑応答が苦手なのか?
質問や疑問をうけたら、ちゃんと答えなければならない。それが苦手意識をつくる原因だとしたら・・・
レイコ
わたし、セミナー講師として人前で話すのはだいぶ慣れてきたんです。でも、セミナー終了前に、質疑応答の時間を設けるんですが、それが苦手なんですね・・・。
そういうセミナー講師の方は多いですよ。
赤木
レイコ
他のセミナー講師の方と話していて、その人も苦手だと言ってました。
レイコさんに聞きたいのですが、なぜ、質疑応答が苦手という人が多いと思いますか?
赤木
レイコ
えっ。うーーん、そうですね。何を聞かれるか分からないし、ちゃんと答えなきゃって思うからでしょうね。
今のレイコさんの答えに、全てが入っています。
赤木
レイコ
ん? 正解ってことですか?
質疑応答に どう答えるべきか? ですが
1.正しく答えなくてはならない
2.すぐに答えなくてはならない
そう思っていませんか?
赤木
レイコ
ええ、そうですね。言われてみれば。
レイコさんもすぐに考えて、正しい答えを言おうとしてくれましたよね。
赤木
レイコ
聞かれたら、正解を言わなくては!と思いますよね~、フツーに。
実はね・・・これって質疑応答に対する、一つの思い込みなんですよ。誤解といってもいいんですけどね。
赤木
レイコ
えっ、誤解?
人から質問をうけたら、みんな早く正しく答えなければ、という風になるんです。
では、なぜそうなるのか? レイコさん分かりますか?
では、なぜそうなるのか? レイコさん分かりますか?
赤木
レイコ
うーん・・・考えたこともないけど。って、またすぐに答えましたけど。
全員が体験している、あることに繋がります。
赤木
レイコ
うーーーーん
学校の授業で先生に当てられたとき、素早く、そして正解を言うことを求められませんでしたか?
赤木
レイコ
あっ、はい。そうです。
正しくすぐに答えなければならない。この姿勢は、学校教育からきてるんですよ。
私たちは日常でも、聞かれたことについ、すぐに答えを言うクセがついているでしょ? 学校で、正しい答え方を教わったワケではないですが。暗黙の了解で、正しくすぐに答えを出すことが、正しい答え方となっているんですよ。
私たちは日常でも、聞かれたことについ、すぐに答えを言うクセがついているでしょ? 学校で、正しい答え方を教わったワケではないですが。暗黙の了解で、正しくすぐに答えを出すことが、正しい答え方となっているんですよ。
赤木
レイコ
なるほど~。
もちろん、セミナーの質疑応答の場で、講師がすぐに正解を答えられる質問に対しては、そのやり方でいいんですよ。
赤木
レイコ
うん、うん、
ただ、質疑応答に求められる答え方は、それだけではないんです。
むしろ、違う、と言ってもいいでしょうか。
そのことを、これからじっくりとお話しますね。
赤木
まとめ
私たちは質問を受けたら、反射的にすぐ答えようとしてしまいます。必ずしもすぐ答える必要はないと、まずは気づくところからスタートです。