プロコーチカレッジオンライン | Professional Coach College

プロコーチカレッジとは?

プロコーチカレッジ・オンラインで何を学ぶのか?


長く活動を続けるプロコーチをつぶさに見ていくと、彼らに共通するスキルやメンタリティがあることに気づきました。

それらを集約すると、以下の図の4つの要素となります。

ピラミッド型になっているのは、意味があります。

プロコーチメンタリティとセルフマネジメントスキルの間に、一本の線がありますが、これは地面の上と下とを分ける線だとイメージしてください。

地面の上にある3つのスキルは、具体的な技術、やり方、行動といった目に見える部分です。それに対して、地面の下にあるプロコーチメンタリティは、目には見えませんが、上の3つのスキルを支える土台となります。

この「プロコーチカレッジ・オンライン 基礎編」では、このピラミッドの下の二層に当たる「プロコーチメンタリティ」「セルフマネジメントスキル」を学びます。

さらに、「プロコーチカレッジ・オンライン ビジネス編」(開催時期未定)では、上の二層に当たる「コーチングスキル」「ビジネススキル」についてお伝えします。

なお、「プロコーチカレッジ・オンライン ビジネス編」は、基礎編を学んだ方向けの上位コースとなっています。ビジネス編のみの受講はできませんので、ご了承ください。

なぜ、ビジネススキルを最初から教えないのか?


「コーチとしてのあり方より、クライアント獲得のやり方について学びたい」

「コーチ業を軌道に早くのせたいのに、なぜメンタリティが先なのか?」

そう疑問に思う方もいるかもしれません。

具体的なクライアント獲得方法を学び、早くコーチ業を軌道に乗せたい。

そのお気持ちは、私にもよく分かります。

これからお話しますが、私もコーチ業を営んできたこの20年間に、何度も大きな浮き沈みを体験してきました。

クライアントが減り続けていく時期の、まるで出口が見えないトンネルの中を延々と歩くような恐怖を思い出すと、今でも背筋が凍ります。

しかし、そこを脱することができたから、今があります。

なぜ、私は出口の見えないトンネルを脱することができたのか?劇的な効果をもたらすマーケティング手法を実践したから、クライアントが増えたのか?

実際、苦しかったときは藁にもすがる気持ちで、「これをすればクライアントが増える」といった類のマーケティング手法に飛びついたときもあります。

しかし、手法に頼ろうという気持ちが強いときは、クライアントが増えているときでも、「また減ったらどうしよう……」という不安がずっとつきまとっていました。

もちろん、今も不安が完全に無くなったわけではありません。そして、不安を無くそうとしなくてもいいということが今は分かります。

クライアントが増えたり減ったりといった波は必ずあります。どんな波が来ても乗りこなす力「プロコーチメンタリティ」を養うことが、クライアントがどうやったら増えるかという方法を知るより先に大切なことだ。

これが、20年にわたる様々な経験を経て、辿り着いた結論なのです。

あなたのこれまでの人生すべてが、コーチとしての土台となる


話は変わりますが、更地に一戸建ての家が建つ建築現場をこれまで見たことはありますか?

プレハブ小屋を建てるのでもない限り、地面を掘り、コンクリートで基礎となる土台を作ってから、柱や屋根、壁を組み立てていくでしょう。

もし基礎となる土台を作らずに(そんなことはあり得ませんが)建物を建てたとしたら、台風が来たらどうなるでしょうか?

どれだけ見た目が立派でも、間違いなく吹き飛ぶか、倒れてしまうでしょう。

多少時間はかかったとしても土台をしっかり作ったならば、少々の雨風にはビクともしない家になるのは言うまでもありません。

さらに地面を深く掘って杭(くい)を打ち込み、より強固な基礎を造ったなら、その上に何年も何十年も崩れない堅牢な建造物を築くこともできるでしょう。

これはあくまでも比喩に過ぎません。

しかし、プロコーチメンタリティを深めるというのは、堅牢な建物を築くために、地中深く基礎を造ることと同じなのです。

では、プロコーチメンタリティという基礎部分には、何が詰まっているのでしょうか?

そこにあるのは、あなたの「現在・過去・未来」です。


もう少し具体的に言うと、

この「動機・価値観・ビジョン」は、あなたが生きてきた過程で、培われてきたものです。

それらを丁寧に一つ一つ掘り下げて見ていくことで、あなたのこれまでの人生全てが、コーチという生き方につながっているのが分かるでしょう。

これらが、あなたがコーチとして活動していく上での文字通り「基礎」となります。

さらに、これらを明確にする過程で、この「動機・価値観・ビジョン」の3つを貫く軸や芯といったものが見えてきます。

この軸や芯が、あなたの過去・現在・未来を貫く、コーチとしての「ミッション」です。

コーチとしてのミッションとは、


「何のためにコーチをしているのか?」

「誰のためにコーチをしているのか?」

という問いに対するあなたなりの答えです。

あなた自身の軸や芯となるミッションが明らかになれば、ちょっとやそっとの雨風ぐらいでは心が折れることはありません。

こう書くと、私が最初から確固たるプロコーチメンタリティを持っていたように思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。今から思うと、まだまだ軸も芯もブレブレな自分でした。

ただ、それでも「自分は何のためにコーチをしているのか?」「誰のためにコーチをしているのか?」と問い続け、その答えに向き合い続けたことで、心が折れそうになったり、くじけそうになったりしたときも、一歩また一歩と歩み続けていくことができました。

「何のために、誰のためにコーチをしているのか?」

この問いに立ち返るたびに、原点を思い出し、軸や芯が太くしっかりとしたものになっていったのです。

ここまでお読みいただいて、私がプロコーチメンタリティを最初に学んでもらいたいと思う理由が少しわかって頂けたかもしれません。

この「プロコーチカレッジ・オンライン 基礎編」では、このプロコーチメンタリティだけでなく、あなたがセッションでパフォーマンスを発揮できるようになるためのセルフマネジメントスキルも取り扱っていきます。

地に足をつけて、コーチの道を歩んでいきたい。そう願うあなたに、この「プロコーチカレッジ・オンライン 基礎編」をお届けします。