クライアントインタビュー
Client Interview
Vol.26 徳増 香津(とくます かつ)さん

正解のない人生を、自ら正解にしていく。
人生のハンドルを取り戻す ウェルビーイング・デザイン・コーチ
「ウェルビーイング」をテーマに活動するライフコーチ。学歴も留学経験ゼロの状態で30歳から英語を学び、48歳での雇い止めを機に起業。英語を活かして80社を超える国内外のクライアントと仕事をしてきた経験をもとに、人生のハンドルを自分の手に取り戻し、一人ひとりが自分らしく心豊かに人生を歩む -ウェルビーングの実現のための伴走を行っている。
< 主な経歴・資格 >
・事務・秘書業務経験20年 オンラインアシスタント経験13年
・国内外のクライアント80社以上とのオンラインアシスタント経験
・英検一級(2021年第1回, 2025年第1回)/ TOEIC 970(2025年2月)
・ESAC®認定 英語学習アドバイザー・アソシエイト(2019年取得)
<サービス>
・英語コミュニケーションサポートおよび翻訳業務(IT, 旅行, ブロックチェーン,小売, 教育)
・外国人を対象としたオンラインアシスタントサービス / オンラインアシスタント育成
・コンサルテーション(副業・フリーランス)
・ライフコーチング
・人生を楽しむコミュニティ運営
<サイト>
Katsu Tokumasu|人生のハンドルを取り戻す 61歳からのウェルビーング・デザイン
Global Online Assistant(グローバル オンライン アシスタント)
クライアントインタビューClinent’s Interview
クライアント:徳増 香津さん
インタビュアー:赤木 広紀
「私には関係ない」と思っていました
- 本日はお忙しいなかお時間をいただきまして、本当にありがとうございます。さっそくですが、まずは香津さんとコーチングとの出会いから聞かせていただけますか。
- はい。ちょうど13年くらい前なんですけど、それまで勤めていた派遣の仕事を辞めることになって。「これからはなんとなく個人事業主寄りの考え方でやっていくしかないのかな」と思っていた時期だったんです。そんなふうに動いているうちに、今もお手伝いさせていただいているオンライン英会話スクールの社長と出会って、オンラインアシスタントのお仕事をさせてもらうようになりました。しばらくして、その社長がブロガーでメンタルコーチのワタナベ薫さんと対談をされたんですよ。
- なるほど。そこが入口だったんですね。
- そうなんです。そこで初めて、コーチングというものを身近に感じられたというか。それまでは、コーチングっていうとエグゼクティブとかバリバリのキャリアの人が受ける高額なもので、正直、私とはあまり関係ないなと思っていたんです。でも、ワタナベ薫さんの書籍やブログを読んだり、音声プログラムを受けたりするうちに、日々の暮らしや自分のウェルビーイングにも応用できる、すごく身近なものなんだなと感じるようになりました。
夫が、むちゃくちゃいい人になったんです(笑)
- ご自身の生活の延長線上にあるものとして捉え直されたんですね。そこから、実際に「学ぼう」と踏み出されたきっかけは何だったんでしょう。
- ワタナベ薫さんが2022年にスクールを始められることになって、「私もぜひ受けてみたい」と思ったんです。それで1期生として、4ヶ月間通わせていただきました。
- 実際に学ばれるなかで、どんな変化や気づきがありましたか。
- いちばん大きかったのは……夫が、むちゃくちゃいい人になったんです(笑)。「お利口さん」になった、っていうんですかね。それまではいろいろ面倒くさいところもあって、ちょっと大変な人だったんですよ。でも、私がコーチングのマインドセットを学んでいくなかで、自分と相手との境界線が引けるようになったり、相手にも自由をあげる、というか。そういうことが少しずつできるようになって、気づいたらすごくお利口さんになっていました。自分が変わることがどれだけ大事か、すべては自分次第なんだ、っていうのを本当に体感した出来事でしたね。
このコーチは、私とは多分正反対なんだろうな
- それは素晴らしい変化ですね。お話を伺っていて感じたのは、香津さんがご主人を変えようとされたわけではなく、ご自身のマインドセットが変わったことで関わり方が自然と変わって、その結果としてご主人がお利口さんに「見えるようになった」ということですよね。ご自分から動かれたからこその変化だと思います。そんななかで、私のことを知っていただいたきっかけと、私からコーチングを受けてみようと思った理由を教えていただけますか。
- はい。10年弱くらい前から、YouTuberの「宇宙と仲良しQさん」をフォローしていて。Qさんがいろんな方とコラボされている動画に、赤木さんが出演されていたんです。そのとき赤木さんが、いちばん最初に「基本、答えはクライアントの中にある、というのがコーチングです」と言い切られて。その佇まいがすごく印象に残ったんですよね。お話からもニュートラルで冷静な方なんだなというのが伝わってきて、「このコーチは、私とは多分正反対なんだろうな」って、勝手に想像したんです。
- 正反対、ですか(笑)。ということは、香津さんはご自身のことを、どんな人間だと思っていらっしゃったんですか。
- コーチとして活動はしているけれど、ずっとニュートラルでいられるかというと揺れるところもあるし、まだまだカオスな自分もいっぱいいて。寄り道だらけの人生を歩んできて、なんだかヘラヘラ、フラフラしている、いい加減な人間だと思っているんです(笑)。だからこそ、自分とは正反対の、自分が経験したことのない世界にいる方とは、こういう機会がなかったら出会えないなと思って。それと、それまで1年間は女性のコーチからコーチングを受けていたので、キャリアが長くて「コーチのためのコーチング」もできる男性コーチを経験してみたかった、というのもありました。
「静寂」という言葉が合うコーチ
- ありがとうございます。では実際に受けてみていただいて、いかがでしたか。体験して印象に残ったことなどあれば。
- 正反対だと思っていたぶん、私の話をニュートラルに聞いていただけて、ありとあらゆる方向から、自分では考えもしなかったような角度でご質問をいただけたのがすごく良かったです。あと、深い洞察だったり、仏教の知識だったり、偉人のお話だったり、本当にいろんなところから学ばれているんだなというのが伝わってきて、とても印象に残りました。
- そう言っていただけると嬉しいです。継続してセッションを重ねていくなかで、私への印象に何か変化はありましたか。
- こんなむちゃくちゃな話にもちゃんと付き合ってくださって、私が気づいていなかったことを引き出してくださったなと思います。印象は正直に言うと、あまり変わらないんです。でもそれは、いい意味で。正反対だからこそ「すごいな」と思える、という感じですね。あと、AIを駆使していらっしゃるところもありがたくて。教えていただいたことを私のクライアントさんにお伝えすると、むちゃくちゃ喜んでくださるんですよ。赤木さんって、ワクワク浮ついた感じじゃなくて、着実で安定していらっしゃって、「静寂」という言葉が合うなと思っていて。お坊さんとお話ししているような感覚になるので、心が落ち着くんですよね。おかげで自分も少し冷静になって、俯瞰して違う視点から見られるようになりました。
「会社を持っている者」としてのマインドセット
- 「静寂」という言葉でそう受け取っていただけていたとは、光栄です。香津さんご自身が、揺れながらもちゃんと向き合い続けてこられたからこそ、その視点を掴まれたんだと思いますよ。
では、具体的に目に見える形での変化や成果はありましたか。 - この1年は、ただのフリーランサーとしてではなく、「会社を持っている者」としてのマインドセットを育てる1年でした。最初のうちは無理して業務を全部受けてしまったりしていたんですが、自分のなかで整理がついて、きちんと境界線を引けるようになりました。成果としては、去年からバリ島ツアーを4回開催できたり、事業に向けての新しい計画も少しずつ伸ばせてきていると思います。
- フリーランスから経営者へと意識が切り替わったことが、ちゃんと具体的な行動と成果につながっているんですね。ご自分で線引きできるようになった、というのは大きな一歩だと思います。冒頭でおっしゃっていたウェルビーイングについては、いかがですか。
- これまでは「会社を持っているのはいいけれど、このサービスを通じて自分は何がしたいんだろう」と考えたときに、「ウェルビーイングかな」と思ったんですよね。でも、自分自身がまだ体現しきれていないところもあって。そこが、これからの会社の中核になっていくんだろうなと、はっきりしてきました。
ウェルビーイングを体現しながら生きたい
- 会社の中核になるものが、香津さんのなかで言葉になってきているんですね。そのあたりにもつながると思うのですが——香津さんご自身の、今後のビジョンや目標を聞かせていただけますか。
- この1年間、いろんなベースを改めて積み重ねてきた感覚があって。新しいものを建てるために、やはり経営者として器を成長させたいです。そしてコーチングを通して、まず自分がウェルビーイングを体現しながら、「ウェルビーイングに生きたい」というお客様やスタッフと一緒に働いていきたいと思っています。
- 香津さんの思う「ウェルビーイング」って、どんな状態なんでしょう。
- 「人生の輪」がバランスよく取れている状態ですね。仕事だけでも辛いし、お金だけでも、交友関係だけでも、遊びだけでも辛い。たとえ円そのものは大きくなくても、バランスが取れている状態になっていきたいんです。私、コーチングをやる前までは、ウェルビーイングって正直よく分かっていなかったんですよ。いちばん後悔しているのは、歯を大事にしてこなかったこと。若い頃からセルフケアの大切さに気づいていればなあ、って。そういうベーシックなセルフケアがある程度できていることがウェルビーイングなんだなって、60歳になって知ったんです。悔しいですけど、ここからでも、これまでの3倍くらい楽しむぞ、という気持ちでいます。だからこそ、コーチングは私の人生が変わるポイントになったなと思っているんです。
自分のビジョンがクリアになってくる
- 60歳から「これまでの3倍楽しむ」と言い切れる香津さんのその姿勢そのものが、すでにウェルビーイングを体現されているように感じます。では最後に——どういう方に、私のコーチングがお役に立つと思われますか。
- 赤木さんは質問が深いので、コーチング未経験の方というよりは、私のようにコーチとして学んで活動している方や、これから活動していく方。それから、やっぱり経営者や個人事業主の方ですね。自分ひとりで全部決めてやっていかなくちゃいけないときに、赤木さんに伴走していただいて深掘りしていくと、自分のビジョンがクリアになってくると思うんです。逆に言うと、そこを望んでいない方にとっては、赤木さんのコーチングはちょっともったいないかなと思います。
- ありがとうございます。お話を伺っていて、ご自分の人生に真剣に、真摯に取り組んでいる方にこそ合うのかもしれないな、と感じました。香津さんがまさに、そうやって真っ直ぐご自身の人生に向き合ってこられたからこそ、今日のような深いお話をお聞かせいただけたんだと思います。本当に貴重なお時間を、ありがとうございました。
- こちらこそ、ありがとうございました。
インタビューを終えてAfter The Interview

「自分が変わることで、人生も人間関係も変わる」——そのことを、ご自身の実体験を通して教えてくださった香津さん。
コーチングを学び始めたことで、ご自身のマインドセットや人との関わり方が変化し、その結果、ご家族との関係性にも大きな変化が生まれたという話が印象的でした。
さらに刺激を受けたのは、「60歳からでも、これまでの3倍くらい人生を楽しむ」という力強い言葉です。年齢にとらわれることなく、新しい挑戦を続け、自らの可能性を広げていく姿勢に、私自身も勇気をいただきました。
人生のバランスを大切にしながら、人と人をつなぎ、新しい可能性を育んでいく香津さん。これからもご自身らしいウェルビーイングを体現し、その輪をさらに多くの方へ広げていかれることを、心から応援しています。



