クライアントインタビュー
Client InterviewクライアントインタビューVol.11 ~ 井澤満美さん
ファーストペンギン代表 京都市出身。
大学卒業後、父が経営する小売業で接客販売に携わる。2013年、鈴木真奈美さんの本をきっかけにコーチという職業に興味を持ち、その場でプロコーチになると決意。同年9月からCTIでコーチングを学び、2015年5月にCPCCを取得。その後、プロコーチとして起業する。
【井澤さんからのメッセージ】
安心安全の場を提供して、たくさんの方に勇気を与える会社でありたいという思いから屋号をファーストペンギンと名付けました。
今の価値観で行動を妨げているものは何かを知り、「思い込み」を外して自分を棚卸する。そして、要らない考えは手放し、今必要な考えだけを残し、あらたに必要な考えにも気づいていく。そうして、課題解決や目標達成のために障害となるものに気づくと、前に進めるようになります。
心の中のものを開放し、本当に有りたい姿を見つけ、本来の自分に変わっていく。これが私のコーチングです。
ホームページ:ファーストペンギン
※コーチングバンクに登録しています!
クライアントインタビュー
クライアント: 井澤満美さん
インタビューアー: 赤木広紀
コーチになりたいって、直観で思いました
早速ですが、コーチングを受けようと思ったきっかけを教えて頂けますか?
コーチングを知ったのは、鈴木真奈美さんの本を読んだのがきっかけです。この本を読んで、考えが変わりました。
どのように、考えが変わったのですか?
それまで、私自身がもう変われないと思っていましたが、人って変われるんじゃないの?と思うようになれたのです。全ては思い込みであって、それさえ変えていったら、人は変われるんだ。あとは行動だけだ、という風に思えたのです。それまで、いろんな人の話を聴いたりしても、そんなこと全然思えなかったのに、この本一冊で、すごく腑に落ちたのです。
素晴らしい本と出会えたのですね。
本の著者、鈴木真奈美さんの経歴をみていくと、コーチって書いていたんですね。コーチって何か知らなかったのですが、コレになりたいって、直観で思いました。そこで、コーチングを学ぶことにしたのですが、先にコーチングを受けたいなぁと、クライアントとしてコーチングを体験してみたいと思って、コーチを探し始たのです。そこでCTIジャパンのコーチ紹介ページを見ながら探していたら、赤木さんが目に入ったのです。
初めてコーチングを受けて、ビックリしました
僕に目をとめて下さったのは、何か理由があるのですか?
まず、京都の方を希望していたのです。電話(スカイプ)ではなく、コーチングを対面で受けたかったので。他の方にも、お試しコーチングをしてもらったのですが、その時の私の状態をよく理解しながら、話を聴いてくれたので、赤木さんに決めることにしたんです。
実際に受けてみて、どんな体験だったのか覚えてますか?
ビックリしましたね。
何にビックリしたのですか?
自分の話をこれだけ聴いてくれる人が周りにいなかったのです。話を聴いてもらおうとしても、いつの間にか、自分のほうが正しい、私が間違っているという、アドバイスみたいな感じになっていく方が多くて。あと、初対面なのにすごく信頼してくれた、ということにも驚きましたね。
そうだったのですね。
もちろん初回だったので、何か変化があった訳ではないのですが。ここは安全な場所で、もっと自分のことを話していいんだと思えたときに、信頼感も含めて、すごく居心地がいい、そんな感じだったのを覚えてます。
もともとプロコーチになろうと思って、コーチングを受けてたんですよね?
そうですね。ただ、それだけではありません。すごく自己肯定感が低く、自分に自信が無かったのです。私自身が変わってからじゃないと、コーチングというものを提供できないと思っていたのもあります。なので、自分が変わるために、コーチをつけたのも理由の一つです。
語らせてもらったことで、今の自分が見えてきました
それから、コーチングさせて頂くことになったのですが、実際に僕から受けて、どんな変化や気づきがありましたか?
まず、自分の中に色々な気持ちが溜まっていたんだなぁ〜ということに気づきました。それを分かってほしかったのですね。語らせてもらったことで、今の自分が見えてきたのです。
整理がついたということですか?
そうですね。今、自分がどういう状態でいるかというのが、客観的に観えるようになり、落ち着いてきましたね。コーチになるためにでしたが、やはり最初は半信半疑でしたね。なりたいけど、コーチになれるかな・・・という。ただ、赤木さんのセッションを受けて、私はコーチになれるという思いが強まってきましたし、思いだけでなく実際になるんだという風に思えるようになったのです。
もう、実際にコーチになった井澤さんですが。実際になるんだ、そう思えるようになったのは、なぜでしょう?
そもそも、人って変われないよねーーみたいなところがあったのです。よくよく見つめていくと、制限してきたり、過小評価してきたのです。でも、それは思い込みだということに気がついて・・・。無理だよというブロックが外れたのです。そこから、前向きに物事を捉えられるようになりました。
ブロックが外れると、本当に人は変わりますよね。
赤木さんからコーチングを受けてからしばらくして、CTIジャパンのコーチングトレーニングも始まったのですが。私は最初からコーチになる気マンマンでしたが、一緒に受講していた人たちは、コーチングを学びたいという人が多かったですね。
姿勢が最初から違いますよね。
そうですね。CTIジャパンで学び始めた当初から、認定コーチの資格まで取ろうと思っていたのですが、そのモチベーションを支えてくれたのも、赤木さんでしたね。
改めてお話を伺っていて、あぁ、そうだったんだという感じです。もともと、コーチになると意気込みがありましたから、僕からコーチングを受けようが受けまいが、そこはあまり関係ないと思ってたのですが。
サポートしてくださって、心強かったですよ。
コーチングを受ける中で、印象に残っていることは何でしょうか?
心のなかに溜まっていたことを語らせてもらったことが、すごく大きかったです。自分自身が鎮まったことで、コーチになろうという方向へ、エネルギーを向けられるようになりましたから。
自分は社交性があるんだと気づきました
本当にたくさんの大きな変化を続けてこられましたよね。他にはどんなことがありますか?
自分に自信がついてきましたね。コミュニケーションが好きなんだ、ということに気づいたのです。
えっ、元からそうではなかったですか?
実は、あまり人と話せないという自己イメージがあったのですが、違ってたのです。自分は社交性があるんだということに気づき、色々な人と会いに行けるようになりましたね。
変わったというより、もともとの気質に気づいたという感じでしょうか?
ええ。おかげで人脈や人とのつながり、世界が広がってきて、好奇心も広がっていきましたし、色々とやりたいという気持ちが出てきました。面白そうと思ったら躊躇せず、すぐにやれるようになりましたね。これは変化ですね。
長くコーチングをさせていただいてると、僕も昔の井澤さんがどうなったのかが忘れてしまってますね(笑)。 僕にとっては、常に動いている井澤さんが普通になってしまっていたので。さて、井澤さんご自身は、これからどうしていきたい、というのはありますか?
たくさんあります。今はパーソナル・コーチングのみですが、出来れば企業にも入ってコーチングをやってみたいですし、研修もしてみたいですね。あとは学校にもコーチングを導入してみたいと思っていて、それに関しては実際に動いています。
最後の質問ですが、僕のコーチングがお役に立ちそうな人はどんな人達だと思いますか?
まずは、コーチを目指すコーチの方すべてですね。どうしてもコーチになりたいという思いが強い人の方がいいかと思います。
赤木さんは、その人の状態や今いる位置を気づかせてくれるコーチです
なるほど。
コーチに関わらず、みんなに受けてもらいたいですね(笑)赤木さんは、その人の状態を反映してくれるコーチだと思います。それが一番大きいところでしょうか。
そこをもう少し聞いてみたいのですが、いいですか?
自分は今、こういうところにいるんだと気づかせてくれるんですね。その時点からの自分に気づいたら、余分なことはせず、本当に必要なことだけすればいいだけですから。今のテーマに沿って話しを聴くだけのコーチではないと思います、赤木さんは。それでは、クライアントがいる地点は分からないと思います。クライアントも正しく自己認識することによって、今の自分が分かると思いますし。自分の位置が分かるからこそ、まず不安がなくなります。 そうなると前だけ見ていられるんですよね。
そう言っていただけると、嬉しいですね。
赤木さんは、その人の位置がどこかをすぐ察知して、そこに合わせられるというのも、強みですね。色々な人に合わせられるから、どんな人でも勧められます。
インタビューを終えて
最初にお会いしたときから、「コーチになりたいんです」という想いを持っていた井澤さん。クライアント体験とコーチングスクールでの学び、そして、コーチとしての経験を着実に一歩ずつ積み重ねて来られました。
私も含めて、人は様々な思い込みを持って生きています。それが役に立つときもあれば、もう役に立たなくなった古い思い込みもあるでしょう。でも、気づかなければずっとその古い思い込みを持ち続けたまま生きてしまう・・・。だから、人は苦しむのではないでしょうか。そのことに気づいて、思い込みを一つ一つ解放してきた井澤さんだからこそ、「人は変わることができる」という言葉に力があるのだと、改めて思いました。